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製品案内 - 直流電流計測装置

太陽光システムのメンテナンスなどに使えるArduinoのシールド!!
 

 

特徴

・2ポートの直流電流計測 (MAX 50A)
 - クランプによる非接触計測 (型番: DC-METER-18V50A-CS)
 (*) 安価な直結タイプ DC-METER-18V05A-DS (MAX 5A)もあります

・1ポートの直流電圧計測 (MAX 18V)

・ Arduinoシールドとして利用可能
 - 当社 IEEE1888開発ボードに接続可能

・小型バッテリシステムや太陽光システムのヘルスチェック監視などに最適

・スリープモードあり

仕様

計測の方法

本シールドを用いて、電流、電圧を計測するには、ArduinoのA/Dコンバータを使用します。
ArduinoのAREFピンに、精密三端子レギュレータ(S-812C33AY)によって生成された基準となる3.3V電圧が掛けられていますので、それを利用します。
具体的には、Arduinoのsetup関数の前半(analog関係の関数呼び出しをする前)で、まず、
analogReference(EXTERNAL);
を呼び出しておきます。

I0, I1 のポートを流れる電流は、A0ピン、A1ピンに発生する電圧を読むことで計測できます。
その電流量は次の方法で算出されます(例は I0の場合)。
int value=analogRead(A0);
float i0 = 14.7 / 10.0 * value / 1024 *3.3 * 50.0 / 4.0
 ※14.7/10.0 は分圧抵抗による効果 (A0ピンの電圧から、CT0が生じる電圧の比)
   value/1024 * 3.3は、3.3Vの内の計測値の割合(=A0ピンにかかっている電圧)を表す
   50.0/4.0は、4Vが50Aに対応すること(使用するCT: u-RD社のHCS-10-50APCLS の特性)を表す

Vポートにかかる電圧は、A3ピンに発生する電圧を読むことで計測できます。
その電圧値は、次の方法で算出されます。
 int value=analogRead(A3);
 float v=12.0/2.0 * value/1024 * 3.3

電圧ポートは、-V側が、Arduinoの主回路とGNDで接続されていますので、ご注意ください。

LEDインジケータの点灯方法

赤LEDの点灯方法: pinMode(8, OUTPUT); を実行しておき、
              digitalWrite(8, HIGH); で点灯、digitalWrite(8, LOW); で消灯
緑LEDの点灯方法: pinMode(9, OUTPUT); を実行しておき、
              digitalWrite(9, HIGH); で点灯、digitalWrite(9, LOW); で消灯

省エネのためのTIPS

本シールドは、直流計測のために、DCDCコンバータ(MCW03-05D15)を用いて、内部で+15Vと-15Vを生成しています。
その回路が5Vで200mA程度を常に消費するため、計測しないときは、その回路を停止させると省エネができます。
DC-DCコンバータ ON/OFF制御イネーブルジャンパーを 接続すると、プログラムで回路のON/OFFを切替できるようになります。
pinMode(A2, OUTPUT); としておき、digitalWrite(A2, HIGH); で OFF、digitalWrite(A2, LOW); で ON になります。
なお、ON時の立上がり安定化時間として、1秒以上を想定しておくことをお勧めします。

ケース寸法

応用例

太陽光電源システムのヘルスチェック

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